2014年11月28日金曜日

クリスマスマーケットへの出店

ミュンヘンでもクリスマスマーケットが始まりました。

こちらは、街の中心のマリエンプラッツではなく、
レジデンツの中庭で一足はやく始まっていたマルクトの様子です。


ドイツ各地での冬の風物詩ですが、どんな運営になっているんだろうと
ミュンヘン市のWEBサイトをみると、クリスマスマーケットの情報の下の方に
Informationen für Markteilnehmer(出店者向け情報) という囲みが。

来年のクリスマスマーケットや、その他、ミュンヘン市が主催するイベントへの出店希望者は
2014年12月31日までに応募書類を提出しなければならないようで、
応募フォーム、選考基準、出店時に支払うべき手数料などが掲載されていました。

(以下、ドイツ語の理解が間違っているかもしれないのですが・・・)

選考基準については、6つの項目が示されていて、0~5点で評価されるようです。
店舗の運営プランがしっかりしているか、取り扱い商品が魅力的か、デコレーションが素敵か、
などに加えて、BIO商品を扱っているか、という項目も含まれていました。
申請時に、扱う商品の写真や店舗スケッチなども添付することになっています。

出店時の手数料は、扱い商品によって異なるようです。

・焼きソーセージやホットワイン … 売上の10%。ただし、店舗幅1mあたり最低550~650ユーロ (扱い商品によって550ユーロか650ユーロかが異なる)

・クリスマス用の飾り、お菓子など … 店舗幅1mあたり200ユーロ

・果物、焼き栗 … 店舗幅1mあたり100ユーロ


夜まで営業しているクリスマスマーケットは、きれいですが、とても寒いので、
温かいグリューワインや、ソーセージのお店はとても賑わっています。
出店手数料が高く設定されているのも納得です。

グリューワインなんかは、消費税も19%のはずので、
3ユーロ支払うと、1ユーロ近くは消費税と出店手数料に充てられることに。

私の住んでいる町では、クリスマスマーケットは1日限定の開催なので、
ミュンヘンの市街地のような強気の手数料設定はできないと思われます。

2014年11月27日木曜日

免許証の切り替え ~ 昔の住民証明の送付依頼

日本の免許証をドイツのものに書き換えようとして頓挫しています
免許証の切り替え、で頓挫、、、 

免許センターの窓口に行ったところ、最初にドイツに住んだ時の住民票が必要、と言われてしまったので、
フランクフルトに問い合わせをしなければなりません。

ということで、下記のようなメールを書いて、フランクフルト市の問い合わせアドレスに送りました。

電話でのやり取りになると、今のドイツ語力では心もとないので、メールだけですめばよいのですが…

ich bin XXXXXX. Ich bin Japanerin und lebe in XXXX. Ich schreibe Ihnen, um eine Meldebescheinigung zu erhalten. Ich bin 2005 erstmals nach Deutscheland gekommen und habe eine Aufenthaltserlaubnis in Frankfurt erhalten.

Ich möchte meinen japanischer Führerschein in einem deutschen wechseln. Die Führerscheinstelle in München sagte mir, dass ich eine Meldebescheinigung vorlegen muss da ich in Frankfurt im Jahr 2005 die erste Meldebescheinigung erhielt.

Ich lebte in Frankfurt von Juli 200X bis Dezember 200X. Meine Adresse war XXXXXXXXXXXXXXXXXX. Anbei finden Sie die Kopie meines Visums, als ich in Frankfurt lebte.

Ich habe 20XX geheiratet. Mein Name jetzt ist XXXX, aber mein Maiden Name ist XXXX. Siehe Zertifikat anbei. 

Bitte senden Sie mir das Dokument zu.
Eventuelle Gebühren werde ich überweisen. 


Mit freundlichen grüßen.
XXXX


2014年11月26日水曜日

ドイツのサウナ

Tegernseeで、湖畔のサウナに行ってきました。
ドイツのサウナは男女混浴が多く、ここは水着着用もNG。

受付で利用料金を支払って更衣室に入ると、もうすでに男女共用。。。混浴サウナなので、更衣室を分ける必要はないという、、、合理的といえば合理的なのかも。

サウナエリアには、バスタオルを持って入るのですが、
サウナ内の木のベンチを、汗や水で濡らしてはいけない、ということで、
皆、ベンチに広げたタオルの上に横に横になっています。

日本のように40度近い温度のお風呂はなく、
全身で浸かることができるのは、屋外の温水プールと、ぬるめのジャグジーバスくらいでした。

軽食が食べられるカフェが併設されていて、ほぼ裸でビールを飲んでいる人がいたり、
湖が見えるバルコニーでは、素っ裸で本を読んでいる人がいたり、と、なんだかすごい光景が・・・

リラックスするために来ているので、周囲の人には無関心な感じで、
ものすごく恥ずかしい、ということはないものの、なんとなく落ち着きませんでした。

2014年11月24日月曜日

ドイツのTierheim


ミュンヘンの地下鉄に乗ると、犬を連れて乗って来る人がちらほらいます。
イングリッシュガーデンに行くと、散歩をしている人もたくさん。

こちらに来る前から、ドイツでは犬や猫の殺処分がゼロで、
日本とは大きく異なる、というニュースを見聞きしていました。

ティアハイムと呼ばれる動物保護施設が各地にあり、
個人や企業からの寄付やボランティアで運営されているとのことで、
検索すると、立派な施設のレポートなどが出てきます。

隣町にも小規模なティアハイムがあり、年に2回のOpen Dayに行ってきました。
(引き取りを検討している個人であれば、事前に予約をして個別訪問ができますが、
この日は、誰でもwelcomeな開放日でした)

町外れの民家を改装した施設で、専任の職員はおらず、
30人くらいのボランティアスタッフが、当番制で朝と夜に来て、
餌や水のお世話、掃除をしたり、あとは見学希望者に対応しているとのことでした。

病気の猫の治療費の一部は行政から出ているとのことですが、
基本的には寄付と、ボランティアスタッフの労働力提供で賄っているそうです。

犬を保護するためには、下記のようないくつかの条件を満たす必要があるらしく、
そのティアハイムで保護されているのは、猫とウサギのみでした。

* 職員が24時間、勤務できる体制が整っていること
* 動物の保護・管理に関する資格保持者がいること
* 検疫や診察をできる設備があること

訪問時に保護されていたのは、猫が30匹くらいと、ウサギが6匹くらい。
感染症のため、両目を摘出してしまった子猫もいて、引き取り手を探すのは難しそうでした。

運営資金不足のため、暖房の設定温度を低めにしなければならない、といった職員のコメントや、
隅の方にクモの巣がかかっている小屋の様子は、
記事やサイトで紹介されているベルリンミュンヘンの大規模なティアハイムとは、かなり異なりました。

多くの視察レポートや記事で、立派なティアハイムのことが取り上げられていますが、
小規模なティアハイムの状況や課題についてもカバーされるようになると、
「ドイツの動物愛護は素晴らしい」という称賛だけでなく、
もう一歩進んだ議論ができるようになる気がしました。

2014年11月23日日曜日

ミュンヘンのU-Bahn (地下鉄)

語学学校に通ったり、街中に出るのに、U-Bahn(地下鉄)を使っています。

比較的新しい車両と、かなり年季の入った車両があります。
日本の地下鉄のように、この路線はこの色・車両デザイン、と決まっているわけではありません。

朝の通学・出勤時間は、隣の人と肩が触れるくらいになることもあり、そこそこ混み合います。
もちろん日本の通勤電車とは比べるべくもありませんが…

1972年のミュンヘン オリンピックに合わせて整備され
40年ほど経つと、メンテナンスが大変になるようです。

中心街のマリエンプラッツの駅は、万年工事中です。
前回のドイツ滞在の2006年にも、駅構内の工事をしていた記憶があるのですが、、、

去年と今年の夏には、線路や高架の補修のため二駅分を3ヶ月も封鎖して、
その間はシャトルバスで対応という路線もありました。

最混雑区間ではないとはいえ、地下鉄を3ヶ月も止めるのには驚きました。
日本なら夜間工事と、週末に何回かの封鎖で対応するはず。

ミュンヘンはドイツで5番目に大きな都市とはいえ、人口160万人程度なので、できた対応なのかもしれません。

2014年11月16日日曜日

スイスの物価


すこし前の週末にスイスのサンクトガレンとチューリッヒに行きました。

ミュンヘンからのバスでサンクトガレンまで行ったのですが、オーストリアを経由してスイスに入国します。
オーストリアとスイスの国境でIDチェックがありました。
私はパスポートを持っていましたが、ドイツ人の多くは、身分証明カードを見せていたようです。

今回訪問したのはドイツ語地域でしたが、どこでも英語が問題なく通じました。
こちらが精一杯のドイツ語で話しかけたら、英語で返されることも、、、

それにしても、驚いたのはスイスの物価の高さ。
ちょっとしたレストランで、スープ15ユーロ相当、パスタ30ユーロ相当、などなど。
しかも、値段に見合う味というわけでもなく…

サンクトガレンの近くで働いているドイツ人の知人に聞いたところ、
オーストリアやドイツに住んで、スイスに通勤、というのも考えたけれど、
所得税率や手間を比較して、スイスに住んでいる、とのこと。

給与水準も高いので、仕事があれば何とかなる、ということなのでしょうか。

彼は最近までミュンヘンに住んでいたこともあり、日用品の買い出しも兼ねて、たまにミュンヘンに来ているそうです。

2014年11月15日土曜日

ドイツの街頭募金

街中を歩いているとユニセフ、国境なき医師団、アムネスティなどのNPOが、
比較的賑やかな場所にブースを設けて、寄付金を募っている場面に遭遇します。



通行人に話しかけて、その組織が取り組んでいることを説明し、寄付を募っています。
日本の街角募金と大きく異なるのは、キャッチセールスのように、歩み寄って話しかけている点。

彼らの多くはボランティアではなく、アルバイトとしてお給料をもらって、寄付金を集めています。

明るくて、コミュニケーション能力の高そうな人たちばかりです。
若い人が多いので、大学生がアルバイトでやっているのかも、と想像したり。

以前に、世界各国でのファンドレイジング手法を調査したときに、
欧州ではこのような街角募金の投資対効果が高く、
アルバイトを雇っても、それ以上の寄付額を獲得できていることを知りました。

日本だと、街角募金をするくらいなら、その時間で他のアルバイトをして、
稼いだお金を寄付すればよいのに、と皮肉を言う人がいます。

こちらでは、街角募金を呼びかける人も仕事として取り組んでいて、
同じ街頭募金でも、日本とはかなり様相が異なります。

2014年11月14日金曜日

チョコレートかけ ポン菓子 NIPPON


ミュンヘンのスーパーで販売されている日本の食品というと、
・キッコーマンの醤油
・日清のカップヌードルや出前一丁 (パッケージや味付けは欧州仕様)
・ヤクルト (これは置いていないお店の方が多いですが)
・MIKADO (グリコのポッキーの欧州での商品名)
などがあります。

つい最近、NIPPONというお菓子を発見して、買ってみました。
米のポン菓子をチョコレートでコーティングしたもので、
もちろん日本では、販売されていません。



製造メーカー HOSTA のサイトを見てみると、1949年創業の会社で、
NIPPONブランドの販売が始まったのは1956年、
ドイツでの商品認知度は約9割と広く知られている、この会社の旗艦商品でした。

1956年は、日本が国連に加盟し、経済白書に「もはや戦後ではない」と言われた年ですが、
とはいえ欧州で、日本のブランドイメージがよかったとも思えない時期で、
NIPPONというネーミングに至ったのには、どういう経緯があったのでしょうか。。。

2014年11月10日月曜日

ドイツ語 3ヶ月目

ミュンヘンは街中でも英語だけでも、なんとかなることが多いですが、
電車のアナウンスや、お店の表示、その他、色々な場面で、ドイツ語ができるに越したことはなく、
最低限のドイツ語を身につけたいと思い、 勉強を始めて3ヶ月目に入りました。

学校に通っており、月~金曜の8:30-12:45に授業が行われています。
ドイツ語でドイツ語を習っていますが、なんとかついていっています。

ドイツ語でドイツ語を教えるのは、「こんにちは、私の名前は~~です」という初歩のクラスほど、
教師の力量が求められる気がします。

特に初学者にドイツ語でドイツ語を教える時には、教師に下記のような能力が求められる気がします。
・ゆっくり、明瞭に話す
・ジェスチャーやイラストなどを活用する
・限られた語彙力で、同じ用法の繰り返し練習をさせる
・こまめに、質問や不明点がないか確認する
・質問があった際に、学習者のレベルに応じた対応ができる

このあたりのことは、色々なメソッドやセオリーがありそうです。

もう一つ、教師の個人差が大きく出るのは、テンションを高く保ち続けられるか否か、な気がします。

生徒がぽかーんとしたり、反応できない時でも、エネルギーレベルを高く保っている先生のほうが、
クラス全体の集中力が高くなります。
もう少しレベルが上がると、違ってくる気もしますが、少なくとも初学者向けには大切なスキルだと思います。

2014年11月8日土曜日

扁桃炎 

なんとなく体調が悪かったのですが、扁桃炎にかかってしまいました。
こんなに辛いものだとは知らず、ほとんど何もできないまま、一週間が経ってしまいました。

1日目
あまりの喉の痛みに目が覚めて、うがいをするのも、唾を飲み込むのも痛いという状態に。
風邪が喉にきただけだろう、と思い、病院にかかることは考えず、
薬局で買ったのど飴をなめて、一日中、ベッドで過ごすことに。

が、痛みはどんどん強くなり、声を出すのもつらくなり、この後、数日は筆談でやりとりする羽目に。

2日目
日本から持ってきた痛み止めをのんだものの、寝ている途中に、喉の痛みで何度か目が覚めて、悶絶。

近所の医者を探して、電話で予約。
のどをチラリと診て、扁桃炎との診断で、抗生物質と痛み止めを処方されました。

日本と同じ医薬分業のようで、近所の薬局に処方箋を提示して薬を購入しました。
診察料金も薬代も、保険で100%カバーされます。

3日目
抗生物質と痛み止めをのんでいるものの、扁桃腺の腫れや、口内の痛みはあまり緩和されず…

いつもの半量の食事に、一時間以上かかりました。
喉の痛みがひどかったので、飲み込むたびに、覚悟をきめて、という感じでした。

4日目
最初の数日と比べると、緩和されてきたとはいえ、飲み込む時の痛みが続き、この日も、一日中ベッドで過ごしました。

5日目
快復してきたかな、と自覚できるように。
天気がよかったので散歩にでたものの、ずっと寝ていたので、すこし歩いただけで、ヘトヘトに、、、

6日目
喉に違和感はあるものの、食べたり飲んだりは、かなり回復。

7日目
語学学校に通学再開。

8日目
再度、病院に行き、もう大丈夫そうですね、とのことで、治療終了。


■□ 少しでも快適に過ごす工夫 □■

食べ物を飲み込むのも激痛ですが、我慢して食べないと、乾燥でさらに痛くなってしまいます。
1、2時間おきにヨーグルトや果物を口にしていました。
比較的食べやすかったのは洋梨と蜂蜜をかけたヨーグルト、ミルクティーでした。

ずっと寝て過ごしましたが、痛みで唾を飲み込むことができず、溜まるたびに吐き出していました。
そのせいで喉が乾燥してしまうのか、数時間ごとに痛みが強くなるようでした。

なるべく加湿をしようとおもったものの、家には加湿器がないので、
電気ポットのふたをあけたまま何分間か沸騰させて、部屋の湿度を上げていました。

あとはハイツング(壁に備え付けの暖房)に、濡れタオルをかけたり。

ドイツでは街中でマスクをしている人はいませんが、
薬局で使い捨てマスクを発見したので、湿らせたペーパータオルを挟んで、マスクをしていました。



■□ 処方された薬 □■


セフロキシム アキセチル 500mg × 2回 x 7日間
イブプロフェン 600mg × 1日3回まで




抗生物質は、日本だと250mg × 3回 が基本の処方量のようです。
平均的な体格の違いなどで、処方量が違うのでしょうか。

調剤薬局で購入した薬は、箱ごと購入する、という形態でした。