2015年6月13日土曜日

建設費用を10年足らずで回収 アリアンツ・アレーナ


日本で国立競技場の整備にかかるデザインや予算が話題になっていますが、ミュンヘンにはバイエルンミュンヘンの本拠地であるサッカー専用競技場Allianz Arenaがあります。

保険会社であるAllianzの名称を冠しているので、FIFAやWEFAが開催する国際大会の際には、Football Arena Munichという呼称になるようです。

2部リーグのTSV 1860 Münchenもここを本拠地にしています。競技場の運営会社はバイエルンミュンヘンとTSV 1860 Münchenが株式を50%ずつ持っていましたが、TSV 1860 Münchenの財政難などを理由に、現在はバイエルンミュンヘンが100%を保有しています。

2005年にオープンしたこの競技場、建設費用は3億4,000ユーロ(約500億円)。この費用を負担したバイエルンミュンヘンは、25年計画の分割で返済していく予定だったのが、わずか10年足らずで完済したとのニュースが。近年の好成績と共に売り上げが上昇したのが要因とのこと。

国立競技場の建設にアリアンツアレーナの5倍以上の建設費をかけた場合、バイエルンミュンヘン並みの超優良経営をしても、建設費用の回収に50年かかることに。公共施設で、サッカー専用競技場との単純比較はできませんが・・・

競技場を覆う特殊フィルムが、バイエルンミュンヘンの試合日は赤、TSV 1860 Münchenは青、国際試合の日は白に光ります。この3色だけかと思っていたら、3月のセント・パトリックデーは緑に光っていました。





0 件のコメント:

コメントを投稿