2015年2月5日木曜日

言葉が分かるということ


サーカス・クローネ関連で、もう一つ。

動物ショーの中で、キツネが、ガチョウの乗った小さな乳母車を押す場面がありました。
その時のBGMが「こぎつね」。

♪ こぎつねコンコン やまのなか やまのなか 
くさのみつぶして おけしょうしたり 
もみじのかんざし つげのくし ♪

という、おなじみの童謡でした。

実はこの童謡、もともとはドイツの歌ですが、日本とドイツでは歌詞が全く異なります。

ドイツの歌詞は、ガチョウを盗んだキツネに対して「ガチョウを返さないと猟師が鉄砲でお前を撃ちに来るぞ」と脅すもの。
詳しくは、ドイツ語の歌詞を訳したものがあったのでこちらを。

キツネが乳母車に乗ったガチョウを連れていってしまう場面にピッタリの音楽だったわけです。

歌詞がドイツと日本で全く異なることを何かの機会に知って、ドイツ語の歌詞を調べたことがあったので、サーカスにあわせたBGMも、なるほど~という感じで楽しむことができました。


ミュンヘンはドイツ語ができなくても、英語だけで生活することもできる街ですが、やはり言葉とそれにまつわる文化を知っていると、こういうちょっとした場面をより楽しむことができるんだな、ということを再確認しました。

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