2015年2月3日火曜日

サーカス・クローネと動物愛護


ミュンヘンを拠点とするサーカス・クローネの、オリジナル演技の多くは動物ショーです。

1月のショーに登場したのは、ライオン、象、馬、犬、猫、キツネ、ガチョウ、オウム、鳩など。
他にも、トラ、シマウマ、ラクダ、サイなど、色々な動物がいるそうです。

どの動物もしっかりと躾けられていて、会場を沸かせる演技の連続でした。そんなプログラムを見ながら、ふと頭をよぎったのが、動物愛護の意識が高いドイツで、動物を使うサーカスどうみなされているのか、ということ。

サーカス・クローネは、サーカス内での動物の管理について、ドイツの動物保護の法律に基づき、虐待を防ぐような対策を行い、行政からのチェックも受けている旨をWEBサイトで説明しています。

一方で、サーカス・クローネの動物の扱いについて反対したり、憂慮する声もあるようです。
Boykott Zirkus KroneというFacebookページや、PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)の問題提起などが見つかりました。

サーカス・クローネに反対するデモも行われているようですが、毎回の参加人数は数十人規模で、大多数の市民を巻き込む活動ではないようです。

が、動物を使ったショーは、色々なことを勘案すると、将来的には縮小していく気がします。

パフォーマーが社会主義国出身者に偏っていることとあわせて、昔ながらのサーカスは、やはり絶滅危惧エンターテインメントなのかもしれません。

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