2014年12月14日日曜日

チャリティキャンペーン: Innocentのジュース


クリスマスが近づくのにあわせて、
街中やスーパーで目にするチャリティキャンペーンが増えています。


Innocentのジュース 「ニット帽プロジェクト」


高価格帯ジュースブランドInnocentが年末年始に展開しているDas Große Stricken

1.ミニサイズのニット帽を家庭で編んでもらい、会社に送ってもらう
2.キャンペーン期間中、集まったニット帽をジュースのボトルにかぶせて販売
3.ニット帽つきのジュース1本あたり、20セントを寄付

という企画です。

12月1日までに帽子を集め、商品にかぶせて販売するのは1月とのこと。

ドイツでは今年は26万個が集まったそうですが、
ニット帽が届いたら、開封して、個数を数えて、クオリティの低いものは除いて、
全国のスーパーに配置する準備をして、陳列時にニット帽をかぶせて、、、と
ちょっと想像するだけで、ものすごい手間がかかっているはず。

全国のスーパーに並ぶ商品で、ここまで手間のかかった企画が実施された例は
日本ではちょっと思いつきません。

過去の実績も掲載されていて、これまでに63万個のニット帽が集まり、
16.6万ユーロを、ドイツ赤十字に寄付したそう。(2011年が企画の初年度だったようです。)
ドイツ国内の高齢者への支援に用いられているそうです。

寄付額以上の運営費がかかっていそうな気がしますが、
ブランドイメージや顧客ロイヤリティの向上など、副次的な効果も大きいのかもしれません。

2003年に英国でthe innocent big knitという名称で始まった企画で、
こちらも国内の高齢者支援に充てられるようです。


ジュースのボトルにかぶせるとのことで、衛生管理はどうしているんだろう。
規格の異なるニット帽をかぶせるのは店頭でかぶせるのだろうか?
その場合、店員さんの手間が増えるけど、小売店から文句が出ないのかな?
商品パッケージを変えるのに、どのくらいのパッケージ廃棄がでるんだろう。
と、色々気になるところです。

(↓ ニット帽を募集していた時期のパッケージ。これを買っても20セントの寄付はついていません。)






















(↓ 1月にニット帽をかぶせるのは、内容量の少ないPETボトル商品のようです)

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