2014年12月23日火曜日

寒空の下、水泳パンツで街頭募金

クリスマス前、最後の週末は、買い物客で街中は大賑わいでした。

そんな中、目にしたのが、水泳パンツで募金を集める何人かの集団。
ミュンヘンでは例年になく暖かい日が続いているとはいえ、その時の気温は6度前後。
同じ場所に立って、寄付を呼びかける日本の街頭募金と異なり、
自ら歩み寄って、話しかける、というスタイルですが、多くの人が立ち止まっていました。

寄付を募っているのが水着の男性なので、話しかける相手は女性ばかり。
フライヤーなどを渡して寄付を募ると、お財布を開く人も多かったようです。

趣は異なりますが、アイスバケツ・チャレンジから着想を得たのかな、と思ったり。

笑顔で募金を呼び掛けていましたが、かなり寒そうでした・・・


2014年12月21日日曜日

NGOの地下鉄広告

冬になって、地下鉄駅構内の壁面広告にチャリティ関係のものが増えた気がします。

もともとミュンヘンの交通広告は、掲出量が少なく、

毎週のように差し替えられる日本の広告とは、様相がずいぶん異なります。

車内広告は、ミュンヘンの地元企業が多く、日本のバス車内の広告に近い気がします。
駅構内のパネル広告は、食品関係やファスト・ファッションなどが多い印象です。

時々、NGOが出している活動紹介と寄付を募る広告を目にするのですが
冬になるにつれて、チャリティ関係の広告が増えてきた気がします。

最近見かけたものだと、下記のような団体の広告がありました。
・アムネスティ・インターナショナル
・WWF
・途上国支援NGO
・難病患者支援のNGO


大手ばかりですが、定価で掲出しているのか気になるところです。

寄付の振込先口座(IBAN)が記載されている広告もあったのですが、
DE 47200101000123456789
という感じで、これを見て、わざわざメモして振り込む人は皆無なのでは、という気も、、、

(↓ アムネスティの広告)
















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IBAN(International Bank Account Number)は、銀行口座について、所在国、支店、口座番号を特定するための国際標準です。欧州ではIBANが標準的に使われています。基本的には国、銀行コード、支店コード、口座番号を繋げたものですが、途中に0が並んでいたり、とにかく長いので、振込の時には何度も確認しています。

2014年12月19日金曜日

コカ・コーラの寄付つきアドベントカレンダー


ドイツでは12月になると、アドベント・カレンダーを作ったり買って、
クリスマスまで、毎日一つずつ開けていきます。 
市販品だとチョコ、お菓子、あとはお茶などが多いです。

近所のスーパーで、ジュースの24本アドベント・カレンダーが売られていました。 
一箱買うと1ユーロの寄付につながるとのこと。

が、売れ行きはイマイチのようで、8箱陳列できる特設棚のうち2箱しか売れず、
6箱はずっと残ったままになっています。  

「同じ商品でも寄付がついていると、売れ行きがよくなる」という事例もありますが、
そもそもアドベント・カレンダーには不向きな缶ジュースが寄付つきになっても、
「だからこの商品を買おう」とはならなかったようです。

アドベント・カレンダーは親や祖父母が子どもに買ってあげるケースが多いので、
毎日コーラが出てくるのは避けたいと思うはず。

自分で飲むためにジュースを買いたい大人であれば、割安のケース商品を買う気がします。

駐車スペースの少ないスーパーで、徒歩か自転車で買い物に来る人が多いので、
重くて大きなジュースの箱は敬遠されていることも輪をかけている気がします。



2014年12月16日火曜日

年末チャリティ: 24日間連続の難民支援コンサート

ミュンヘンの街の中心部にある聖霊教会(Heiliggeistkirche、ハイリヒガイスト教会)では、
12月1日から、毎日19時からチャリティコンサートが開催されています。

クリスマスに向けてカウントダウンするアドベント・カレンダーは、
ちょっとしたお菓子やチョコレートなどが入っていて、1日1つずつ開けていきますが、
この企画は Lebender Adventskalender (Living Advent Calendar)という名前で
ウェブサイトも、アドベントカレンダーっぽいデザインになっています。

たまたま夕方に教会の中に入って知ったのですが、
土曜日だということもあってか満席に近い盛況ぶりでした。

募った寄付は、カトリック系のNGO・Caritasを通じて難民支援に充てるそうです。

2014年12月14日日曜日

チャリティキャンペーン: Innocentのジュース


クリスマスが近づくのにあわせて、
街中やスーパーで目にするチャリティキャンペーンが増えています。


Innocentのジュース 「ニット帽プロジェクト」


高価格帯ジュースブランドInnocentが年末年始に展開しているDas Große Stricken

1.ミニサイズのニット帽を家庭で編んでもらい、会社に送ってもらう
2.キャンペーン期間中、集まったニット帽をジュースのボトルにかぶせて販売
3.ニット帽つきのジュース1本あたり、20セントを寄付

という企画です。

12月1日までに帽子を集め、商品にかぶせて販売するのは1月とのこと。

ドイツでは今年は26万個が集まったそうですが、
ニット帽が届いたら、開封して、個数を数えて、クオリティの低いものは除いて、
全国のスーパーに配置する準備をして、陳列時にニット帽をかぶせて、、、と
ちょっと想像するだけで、ものすごい手間がかかっているはず。

全国のスーパーに並ぶ商品で、ここまで手間のかかった企画が実施された例は
日本ではちょっと思いつきません。

過去の実績も掲載されていて、これまでに63万個のニット帽が集まり、
16.6万ユーロを、ドイツ赤十字に寄付したそう。(2011年が企画の初年度だったようです。)
ドイツ国内の高齢者への支援に用いられているそうです。

寄付額以上の運営費がかかっていそうな気がしますが、
ブランドイメージや顧客ロイヤリティの向上など、副次的な効果も大きいのかもしれません。

2003年に英国でthe innocent big knitという名称で始まった企画で、
こちらも国内の高齢者支援に充てられるようです。


ジュースのボトルにかぶせるとのことで、衛生管理はどうしているんだろう。
規格の異なるニット帽をかぶせるのは店頭でかぶせるのだろうか?
その場合、店員さんの手間が増えるけど、小売店から文句が出ないのかな?
商品パッケージを変えるのに、どのくらいのパッケージ廃棄がでるんだろう。
と、色々気になるところです。

(↓ ニット帽を募集していた時期のパッケージ。これを買っても20セントの寄付はついていません。)






















(↓ 1月にニット帽をかぶせるのは、内容量の少ないPETボトル商品のようです)

2014年12月12日金曜日

外国人も家でもドイツ語を・・・?


ドイツの政権与党の一角を占める保守政党、キリスト教社会同盟(CSU)が
「ドイツに永住しようとする外国人は、家庭でもドイツ語を話すべき」という提案を打ち出そうとして、
先週末から数日間、色々な議論、というよりは批判があちこちで起きていました。

街中のスタンドには、Ausländer sollen zu Hause deutsch sprechenという見出しの新聞が。
Foreigners should speak German at home、外国人は家庭でもドイツ語で話すべき、というのが直訳です。

政権与党のCDUや、一般人、メディアなどから、批判の声があがり、
結局、そういった提案をしようという動き自体が取り下げられたとのこと。

ドイツは移民の数も多く、シリア危機では1万人規模の難民受け入れを表明しています。
移民増加への懸念が、今回の提案につながったようですが、
あちこちから批判されるのは当然で、こんな話が出てきたこと自体に驚きました。


この提案を打ち出そうとしたのは、ミュンヘンを含むバイエルンを拠点とする政党です。

「ミュンヘンは保守的だ」と何度も耳にしてきましたが、
私の周りには留学や海外勤務の経験者が多いこともあり、実感する機会は少なかったのですが
今回の騒動では、ドイツで最も保守的な州といわれる理由が垣間見えたきがします。

2014年12月2日火曜日

お米の味の違い

基本的には地元のスーパーやお肉屋さんで買えるもので食事を作っています。

が、調味料とお米は、日本食材店やアジア食材店で買っています。

醤油はどこのスーパーにも置いてあり、キッコーマン商品を扱う店も多いです。
ドイツのスーパーでは買えないのは、味噌、みりん、米酢など。
このへんは日本食材店で買っています。

お米は、
・近所のスーパーで買えるSushi Rice
・アメリカや欧州で栽培された日本品種 (アジア食材店・日本食材店で購入)
・日本で栽培された日本品種 (アジア食材店・日本食材店で購入)
があり、この順序で値段も高くなります。

全て試した結果、日本で栽培された日本品種が、一番美味しかったです。

アメリカや欧州で栽培された日本品種も、美味しく食べられます。
国産に比べて割安なので、こちらを買うことも多いです。

Sushi riceは、炊いた時の匂いや食感がイマイチで、もう買わないと思います。


このお米の味の違いは、ドイツで生まれ育った人には分からないかもしれません。

ドイツ人に、この店のパンやプレッツェルが特に美味しい、と言われて試しても、
確かに美味しいけれど、他のお店と比べて劇的に美味しいのかは分からないので、お互い様なのかもしれませんが…。