2015年1月16日金曜日

あまった小銭を空港で寄付


海外出張や旅行で両替したお金が、出国時に少しだけ残ってしまう、というのは
誰にでもある経験かと思います。

空港で最後の買い物をしたり、カフェで時間をつぶしたものの、最後に残る小銭。
家に持ち帰って、次に来るときに使おう、と思うものの、
コインはどこかにいってしまったり、色々な国のコインが混じって分別できなくなったり・・・

空港内の募金箱や、機内の寄付バッグにお金を入れる、というのはこれまでもありましたが、
イスタンブールの空港でTravelers Boxという新しい仕組みを目にしました。

空港のあちこちに、入金できるスタンドが設置されています。






















残った現地通貨を何に使うかを選びます。
自分のアカウントに入金する、金券に交換、寄付、の3つから選べます。


PayPalやSkype、その他いくつかのサービスを使うためにチャージすることもできます。

















この時に選択できた寄付先は、赤十字、ユニセフ、グリーンピース、WHO、WWFなど。

















寄付先を選んで、現地通貨を機械に投入します。

現在、このTravelers Boxが設置されているのは、
英国マンチェスター、イタリアミラノ、グルジア、トルコの3か所の空港。

入金金額の5~15%が手数料として運営会社に入る、というモデルのようです。
一方で、空港には設置手数料を支払っているのではないかと。

ユーザーとしては、寄付先を選べるというのがよいと感じました。

寄付を受け取る団体からすると、これまでの空港に設置する募金箱方式だと、
色々な国の通貨を入れる人がいるので、寄付金額を数える手間がかかります。
Travelers Boxを使うと、現地通貨を判別して金額をカウントし、
一定期間の寄付を運営会社が取りまとめて送金する、という流れになるので、
寄付を受け取る側にはありがたい仕組みだと思います。


Skypeなどのクレジットに使う人と、寄付にあてる人の比率が気になります。
金額が上がるにつれて、クレジットにあてる比率が増えると思われます。
あとは、設置空港によっても、比率が異なりそう。

0 件のコメント:

コメントを投稿